こんにちは。悠々庵の吉田です。
いかがお過ごしでしょうか。
ふと気が付けば、今年も後半2か月目に突入しています。
お盆用の御進物を毎日せっせと作り出荷しているうちに、
今度はギフトショーがやってきます。
大人になると、どんどん一日が短くなっている気がしませんか。
子供の頃は「もういくつ寝ると、お正月」の歌のように
あと何日で楽しいことがある、早くその日にならないかな、なんてのんきに思ったものです。
時間は無限にあるのが当たり前で、なんで大人が忙しいのか意味が分からなかった。
あの頃の時間軸よ、もう一度!と願う今日この頃です。
さて7月は、年に数回行く文化活動、お能鑑賞に行ってきました。ご存じの方も多いと思いますが
お能の舞台は、オープニングと終わりが本当に独特でして、
謡(うたい)・横笛・小鼓・大鼓・太鼓(お雛様の五人囃子はここから来ています)が静かに舞台後座に座り、全員が整ったらいきなり甲高い笛の音から始まります。そして一気に時空を超えて室町時代へ。
【面の説明】左から若くて妖艶な美女・中は神々しい気品ある美女・右は中年女性の面だそうです。比べると確かに違いますね。
話の内容は演目によりますが、あの世とこの世が交差する幽玄の世界が多いです。
今回の演目「巴」も同様でして、巴御前の霊が、最後の戦いの場で主君の木曽義仲を一人自害させたことを悔やみ、旅の僧に訴えるお話でした。
戦場では男勝りで無敵の巴御前でしたが、それは一途に義仲を愛した、真っすぐな心の表れだったのかと思うと涙がこぼれました。
話は現実に戻ります(笑)
9月のギフトショーは4、5、6日です。
案内状がご必要な方はおっしゃってください、まだ20部ほど手持ちがございます。
新商品も出品予定です、ぜひ見にいらしてください。
お会いできるのを楽しみにしています。